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「i-Pot」(アイポット)は、象印が開発した通信機能付き電気ポット(形式CD-EN22S)である。日常の生活でお茶を飲むためなどで給湯操作を行うと、その使用状況が指定されたアドレスにメールで届くとともに、過去1週間分の状況が専用ウェブページで確認できるシステムである。これはNTTドコモのネットワークを利用し、みまもりほっとラインというサービス名で仮想移動体通信事業者(MVNO)としてサービスを行っている。
遠く離れて生活するお年寄りを肉親が身近で見守れるように作られたが、見た目やポットとしての性能、使い方は通常の電気ポットと変わらないため監視されている印象も与えにくく使う側のお年寄りにも負担が少ない。
これは1996年4月、東京で息子を看護していた母親が突然亡くなり、周囲に異変を気付かれる事無く病気で動けなかった息子も1ヵ月後に遺体となって見つかったという痛ましい事件が契機となって研究開発がはじまったという。
当初、開発側は電話回線によるインターネット接続を考えていたが、配線が必要となるなど扱いが面倒なため、NTTドコモ関西と富士通との共同開発によってモバイル(携帯電話)接続を採用した。実用化にあたっては、NTTドコモのPDC(mova)パケット通信のネットワーク(DoPa)を利用している。このため、病院や医療機器に近い所や心臓ペースメーカを装着している場合は使用できない。家庭内で高齢者でも扱いやすいネット接続機器として、病気などで動けないなどの問題が発生してポット利用状況に変化が生じたら異常を察知して助けに向かうことができるため、孤独死の予防に効果があると考えられている。
なおmovaは2012年(平成24年)3月31日にサービス終了が決定している(DoPaサービスは2008年9月30日に新規申込みを終了)ため、2008年5月21日にFOMAネットワークを使用した新機種(形式CV-DA22)が登場している。ネットワークの変更に加え、「お出かけお知らせ」機能が追加される。また、ポット自体もVE電気まほうびんとなった。
利用に際しては、「みまもりほっとライン」[3]の契約が必要であり、通信機能付きポットはレンタル品である。山間の過疎地、高層マンションなどNTTドコモの携帯電波の状況によっては利用できない場合がある。そのため設置後5日以内に通信ができないことが判明した場合、無条件で解約を受け付ける。なお、2009年9月30日までは1ヶ月間試用できるキャンペーンが行われていた。
ちなみに本製品はアップルのiPod(アイポッド)が発表される前に発売されている(i-Potは2001年3月、iPodは同年11月)。「i-Pot」「みまもりほっとライン」は象印マホービンの登録商標(それぞれ第4578151号、第4350528号ほか1件)である。
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